大切な人を責めてしまっている人へ
犯罪君の昇華に成功したHさんですが、長い間、想い続けていた男性とデートの約束をしたという喜びに満ちたメールが届きました。そしてデート当日も楽しく時が過ぎ、良い雰囲気で次へ繋がりそうな展開で幸せいっぱいとの報告に僕も自分のことのように喜んでいました。
ところがデートの翌日から、彼からの連絡が突然こなくなったそうです。自分よりもかなり年下の男性らしいので色々と不安もあるらしく、悪いことばかりを考えてしまうそうです。連日の喜びメールが一転して悩みメールになってしまいました。
色々と良い風にも悪い風にも予想はできますが、人の恋愛事に深く関わるわけにもいきませんので、一歩退いたスタンスで悩みを聞いていました。
ほぼ一週間もそんな日が続き、普通なら何も理由を言わず連絡をよこさなくなった彼を責めてしまいたい心境になりそうなところをHさんは彼を信じて待ち続けました。
彼は急に連絡をしなくなるような人じゃない。たとえデートの日に私が悪い印象を与えてしまったとしても、そんなことは絶対にするはずがない。絶対に何か事情があるはず。私は大好きな彼を信じて待ち続けます。といったメールに僕は心を動かされました。そして、もしかしたら本当に何かどうしようもないような事情があるのかもしれないと思い、彼のことを遠隔で調べてみました。
まさかというか、やっぱりというか、彼は犯罪君に入り込まれ支配されている状態でした。早速Hさんに伝えると、犯罪君の威力を知っているHさんは自分で彼を救いたいと言いました。そして無事に彼に入っていた犯罪君を昇華しました。
彼から一週間ぶりにメールが来たそうです。先週は自分でも何が何だかわからなかったと書いてあったそうです。とりあえず犯罪は犯してなかったみたいなので良かったです。
Hさんとも久しぶりに会いました。なぜか集中して犯罪君に関わることになってしまったHさんでしたが、明らかに人間的に成長していました。犯罪君に支配されてしまったときのHさんの狂乱メールは永久保存版ですねと、全てが解決した今だからこそ言える冗談も交えながら楽しく過ごせました。
自分が大好きな人を最後まで信じきったHさん。
そして陰ながら彼を救うことができたHさん。
そんな彼女の笑顔はとても輝いていて素敵でした。
大切な人を責めてしまっている人へ
人の行動の裏にはとんでもない理由がある場合があります。
大切な人を信じきれたとき道は開かれるかもしれません。
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