鹿児島でレイキ

『ミドリの誘惑　３』

僕はミドリさんのことを忘れられると思っていた。
時がミドリさんのことを忘れさせてくれると思っていた。
だけど時はミドリさんへの想いを膨らませていくだけだった。

今ミドリさんはどこにいるんだろう。
今ミドリさんは何をしているんだろう。
今ミドリさんは何を思っているんだろう。
もう僕のことなんか・・・忘れてしまった・・かな・・。

窓の外を見つめながらついたため息と同時に携帯が鳴った。
ミ・・ミドリさんだ。

「も、もしもし・・・久しぶりだねミドリさん・・・」

「会いたい」

「え？」

「会いたいよ・・・ずっとそればかり考える毎日だったんだよ？」

久しぶりのミドリさんの声。あの頃と変わらない声。
そしてその声はあの頃のように僕を誘惑してきた。
でも僕はこの誘惑を待ち望んでいたんだ。もう迷わない。

「ミドリさん・・・結婚しよう」

「え・・・・・・・・い、いいの？」

「大変なのはわかってる。でも二人の愛の芽を育てていきたいんだ」

「ほろ苦い実が出来ちゃうかもよ？」

「かまわないよ、もう後悔はしたくないんだ。一緒にいよう」

僕はミドリさんのことを忘れられると思っていた。
時がミドリさんのことを忘れさせてくれると思っていた。
だけど時はミドリさんとの愛の芽を育ててくれた。

ありがとう。

　　　　　　　　　　　　　～つづく～

さすがにもう続きません（笑）
新たな観葉植物を見つけに先日妻とお花屋さんへ行きました。

「このミドリ色がキレイだからこれを買って育てたい」

と妻が珍しくリクエスト。
なんとそれはコーヒーの苗木でした。ちゃんと育てば１メートル以上になりコーヒー豆もできるとか（笑）

大変かもしれないですけど、ほろ苦い実が出来るまでしっかり育ててみたいです＾＾

妻を誘惑してきたミドリさんです。

コーヒー豆が出来たら面白いですね＾＾