鹿児島でレイキ: レイキを嫌う兄

前にも書きましたが僕の父は霊能者でした。
たくさんの人を病気から救い、５０代前半で亡くなりました。

兄の脳には霊能者は早死にするという情報がインプットされ、他人の言うことを聞こうともしません。レイキは霊とは関係ないと言っても聞く耳を持たず、そんなことをしていると早死にするぞと言います。なので兄の前ではレイキのことはもちろん、霊能者チックな発言もしないように心がけています。

そんなある日、母から、兄がずっと心臓が激しく痛む日が続いているので病院に検査に行くらしいということを聞きました。

「そうなんだ。しっかり検査をしたほうが安心だよね」

と僕が無難なことを言うと母は

「ちょっと兄ちゃんのことをみてくれんね・・・」

と言ってきました。これは何か憑いてないかみてくれ・・・ということです。僕は断りました。兄が苦しんでいるのは事実でしょうが、兄が一番嫌うことを本人の承諾なしにするわけにはいかなかったからです。

ですが母は納得しません。仕方ないので現在の状況をみてみました。

集団の男性に暴行されたあげくに殺されてしまった女性の存在を感じました。男性に対して強い憎しみを持っているようでした。ただ男性というだけで無差別に兄に憑いたようでした。その女性に意識を向けるだけで心臓に激しい痛みがきます。兄の心臓の痛みはこれが原因だと確信しました。

兄が倒れでもしたら母も心労で倒れてしまうと思い、母がどうしても対処してほしいというので仕方なく兄に相談することなく対処しました。

翌日から兄は体調が良くなり、病院の検査も受けないことにしたそうです。本人はコーヒーを飲むのをやめたら心臓が治った、もうコーヒーは飲まない！と言っているそうです。病院で検査を受けようとしていたほどの心臓の痛みがコーヒーを１日飲まなかっただけで完治したと思える性格は幸せだなぁと思いました（笑）

僕が対処したことを知っている母でさえもコーヒー説を信じ、僕にありがとうすら言いません。別に感謝してほしくてやったことではないのですが、なんだか後味の悪い感じです。

本人の望まない癒しをしないといけない場面にはできるだけ遭遇したくないわけですが、考えれば考えるほど深いテーマだと思いました。

お兄さんが倒れなくてよかったですね。

お兄さんとお母さんはコーヒー説を信じているようですが、コーヒーじゃないって本当は分かっているのではないでしょうか。今まで信じてなかったものをすぐ信じてしまうのはなんか自分が許せないとか何か理由があって素直になれないだけだと思います。
本人の望まない癒しをする事で悩みは発生しますが、先生はよいことをしました。お兄さんもお母さんも言葉にできないだけで感謝していると私は思います。
レイキは目に見えないものだけに、感謝も目に見えないなんて（笑）

お母さんとお兄さんが今日も笑顔ですごせるのは先生の目に見えない努力によるものだと私は思います。

投稿：えーす | 2007年7月 1日 (日) 16:51

＞えーすさん
ありがとうございます。
兄の考えは父の死という出来事から生まれた結論で簡単に説得できるものではないので仕方ないですね。

えーすさんと、えーすさんの周囲の良い変化がとても励みになっています。教えがいがあります。本当にありがとうございます。

投稿：宅志 | 2007年7月 1日 (日) 21:39

お久しぶりです。
いつも拝見させてもらっています。
読んでいてどうなるのか少しドキドキしました。
お兄さん良くなられてほんとに良かったです。
痛みの原因がコーヒーだと言いたくなる気持ちも分かりますが
なんだかな～　な気分ですね。
でも、私・・宅志さんの文章から温かさを感じてホッとしました。

投稿：Ａｎｎ | 2007年7月 4日 (水) 15:10

＞Ａｎｎさん
お久しぶりです＾＾
一番理解されにくいジャンルですから
仕方ありませんよね。
この複雑な体験も通過点にしかすぎません。
たくさんの人を救えるように前進したいです。

投稿：宅志 | 2007年7月 4日 (水) 23:08

一端心に刻まれるとその恐怖というかあると思います。親が早くなくなるとそれは強いものですよ。
本人の意識外のことですが、お母様のことを考えてなさったことですから、いいことですよ。円のようにまわりますよ。
いいじゃないですか、コーヒーでも・・・ね

投稿： marinnka | 2007年7月 9日 (月) 15:05

＞marinnkaさん
スピリチュアルなことを嫌い、努力さえすれば幸せになれると信じボロボロになっていく兄。
たいした努力もしていないのに、のほほんと暮らしている僕。